新卒の指導方法

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アドバイスは的確に

自分にとってのルーティンワークも、新卒保育士にとっては初めてのことばかりです。ただ「急いで」「その子をよろしく」などと漠然とした指示を出しても、何をどうすればいいのか伝わりません。

新卒保育士には、「〇〇:〇〇までに、○○ちゃんの着替えを終わらせて」など明確な指示を与えるのがポイントです。このとき、理由もないのに、日によって指示や手順が違うと新人を混乱させます。

いつ聞かれても同じ指示が出せるよう、自分の頭のなかできっちりと整理しておきましょう。また、教える保育士によって手順がおおきく異なるのも問題があります。

この機会に、誰もが担当するルーティンワークに関しては保育士間で一貫した手順や方法を決め、共有しておくといいでしょう。新卒にとってわかりやすいだけでなく、園全体の仕事の効率化や事故防止につながります。

褒める!!!!!!

新卒保育士は失敗することが多く、自信を喪失しがちです。些細なことでも、うまくできたらしっかりと褒めてあげるといいでしょう。

もし何か注意しなければならない場合であっても、まずはよかったところや前回より成長した点を言葉にして褒めます。そして、その後、注意点を伝えれば、新卒保育士も素直に耳を傾けることができます。

自信を失いかけているときに褒められると、誰もがうれしい気持ちになるものです。新人保育士のやる気と積極性を引き出すためにも、褒め言葉を有効に伝えましょう。

※新卒はできないのが当たり前だと思うことが大切です!

感情的にならないで

子どもたちの命を預かる保育士の仕事は、たとえ新卒でも責任重大です。学生気分が抜けず同じミスを繰り返す場合には、先輩としてしっかりと指摘する必要があります。

とはいえ、ただ感情的に叱っても効果はありません。新人保育士の自尊心を傷つけるばかりか、最悪の場合、「パワハラ」と捉えられ、保育園を辞めてしまう可能性があります。

落ちついて指導することが大切です。

考えもしっかりと聞く必要があります。

 

スケジュールや体調管理の方法を伝える

新人保育士が仕事を溜め込まないためには、スケジュール管理が欠かせません。予定が管理できず締切を守らないと、自分が苦しむだけでなく、周囲の保育士にもしわ寄せがきます。

そのため、予定管理のコツを教えるのも先輩の仕事です。じょうずな手帳の使い方やTo Doリストの利用方法など、自分が日ごろおこなっているスケジュール管理の工夫を伝授しましょう。

効率的に仕事を進めれば、体調管理も容易にできます。その一方で、スケジュール管理がうまくいかず、残業が重なり寝不足や過労が続くと、ストレスが溜まり体調を崩してしまうでしょう。

受け持ちがあったり、シフトが組まれたりすることの多い保育士の仕事は、健康でなければ勤まりません。体調を崩したまま子どもたちと接すると病気をうつしてしまう可能性もあります。

新人のうちからよい生活リズムを身につけ、つねに心身の状態を良好に保つ意義と方法をしっかりと説明しておきましょう。

 

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