ケンカは成長のため!?

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子どものケンカには意味がある

私も担任をやっていた時にケンカが始まると「ああ、またか。いやだな」と思いながら、仲裁をしていました。 ただ、ある研究などでは、3歳児からのケンカをすることには、ちゃんとした意味があるといわれています。 子どもの発達段階により、ケンカ当然あることです 3歳児までは、ちょっかいを出したりでケンカが始まることが多く、年齢が上がると、「規則の違反への注意」だったり「モノの取り合い」が増えていくようです。 いずれにしても、年長児になるとケンカ自体が少なくなっていき、調整役の子どもが登場していくなどします。自分たちでケンカを解決しはじめるのが一般的です。 子どもたちは、ケンカによって自分の主張をぶつけ合い、更に折り合いをつけるなどして、対人関係について経験的に学びます。成長にプラスになるとさえいっていいかもしれません。 なので、保育士は「ケンカはないほうがいい」と思いがちですが、実際に起きた時は、成長につながる機会が来たと前向きに考えてみましょう。

ケンカを解決する3つのコツ

保育士は出来るだけ、子ども自身でケンカを収められるように働きかけるのが理想です。 子どもの成長につながるような、ケンカの仲裁のコツをお伝えします

①子ども同士で解決できるように見守るのが基本

保育士がケンカを解決するのではなく、子ども同士で解決できるようサポートします。 子どもたちの力を信じて、手を出したいのは我慢しながら、まずは様子を見守りましょう。

②解決を後押しする

お互いの気持ちを出し合い、自然に「ごめんね」が言えるような仲裁をするのが基本です。 双方を謝らせてすぐに幕引きをしようとすると、しこりが残ることがあります。 子どもたちの気持ちがすむまで、とことん付き合ってあげることが大事です。

③どちらが悪いか決めずお互いの話をよく聴く

一方を裁くのでなく、双方が落ち着いたところで、とにかく話をよく聴きます。注意したいのは二人の気持ちをバランスよく聴くことです。お互いの気持ちを代弁してあげましょう。

 

※ケンカでもすぐに止めるケンカもあります!!

子どもたち同士で解決させるのが理想ですが、保育士がすぐにでもやめさせなければいけないケンカもあります。

・激しくつかみ合うなどして、ケガにつながりそうな時

・一人対複数になってしまっている時

・暴言を吐いている時
保護者に報告することも大切ですのでお忘れなく!勤務先により伝え方など違いますので園長先生・主任に伝え方を確認して説明しましょう!!

 

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