給食を食べない子どもたちにどう対処する?

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① 給食がトラウマになるような食べさせ方はダメ!
子どもたちの心の成長や健康のことを考えれば、給食はなるべく好き嫌いせずたくさん食べてほしいものですよね。
しかし、給食をあまり食べない子どもに無理やり食べさせるなど無理強いをしてしまうと、ストレスやトラウマになってしまうことがあります。

給食を食べる早さや食べる量は体質や性格によって大きく変わりますし、子どもの個性が出やすい部分でもあります。
持って生まれた個人差を充分に考慮しながら対応することが大切です。

② ひとりひとりの給食を食べない理由は異なる
給食を食べない理由は、子どもによって違います。
単に食が細い子どももいれば、偏食の激しい子どももいます。
あまりお腹が空いていなかったり、食に興味が持てなかったりする子どももいますし、給食に対してイヤなイメージを持っている子どももいるかもしれません。給食以外の楽しみがあって、給食に集中できないという子もいます。

食べない子どもをひとくくりに考えて「食べなさい」と頭ごなしに指導するのではなく、個々に合わせて丁寧に対応することが大切です。

③ 食べさせるために
好き嫌いがある場合には「ひと口だけ食べてみようか?」などと声掛けをし、食べられたら思い切り褒めてあげましょう。
次の日にはふた口食べられるようにと少しずつステップアップすると良いですね。

子どもの自尊心を上手にくすぐるのも有効です。
「お兄ちゃんだから食べられるよね」「早く食べられたらかっこいいな」などと声掛けをしてみましょう。
背伸びをしたい年頃の子どもたちは、きっと箸を進めてくれるはずです。

④ 食育のたくさん作ろう
子どもの好き嫌いにじっくりと向き合うために、食育に力を入れている保育園は多いです。
特に、菜園やプランターを使って子どもたち自身で野菜を育てる体験は、好き嫌いの克服につながりやすいといわれています。

他にも、食事や野菜に関する絵本の読み聞かせを通して、給食に興味を持たせるという手法も有効です。
保育中に給食の絵を描いたり、野菜の歌遊びや手遊びを取り入れたりするのも良いでしょう。

大切なのは、子どもたちが「給食の時間」を嫌いにならないよう配慮することです。
子どもたちが「食べるのは楽しい」「美味しい」と思えるよう、じっくりと腰を据えて指導していきましょう。

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