保育士に復帰するときのポイント
一度、保育の現場を離れたけれど、また保育士として働きたいけど・・・・という人のなかには、「また以前と同じように働けるだろうか不安で一歩が出せない人が多いと思います。
夏の陽ざしがまぶしい季節、保育園では子どもたちが楽しみにしているプール遊びが始まりますね。朝の登園時から「今日はプールある?」「水着持ってきたよ!」と嬉しそうに話す子どもたちの姿に、私たち保育士も自然と笑顔になります。
プール遊びは、子どもたちにとって水の感触を楽しむだけでなく、心と体の成長を促す大切な保育活動です。水の冷たさや流れる感覚に驚いたり、友だちと水をかけ合って笑い合ったりする中で、感覚の発達やコミュニケーション力が育まれていきます。
ある日のこと。乳児クラスの○○くんは、初めてのプールに少し緊張した様子で、プールサイドに座っていました。水着に着替えるまでは元気いっぱいだったのに、水を目の前にすると急に不安そうな表情に。保育士がそっと隣に座り、「ちょっとだけ足を入れてみようか」と声をかけると、○○くんはゆっくりと足先を水に浸けました。
「つめたい…でも気持ちいいかも」とぽつりとつぶやいたその瞬間、近くで遊んでいた友だちが「○○くんも一緒にやろう!」と声をかけてくれました。その言葉に背中を押されるように、○○くんは少しずつ水に慣れていき、最後には笑顔でジョウロを持って水をすくい、友だちと一緒に遊ぶ姿が見られました。
このような小さな一歩の積み重ねが、子どもたちの「自信」や「挑戦する気持ち」につながっていきます。水遊びの中には、手先の発達を促す道具の操作、順番を守る社会性、友だちとの協力など、さまざまな学びが詰まっています。
ただプール遊びには危険もありしっかりとした準備が必要となります。
プール遊びを安全に楽しむために、保育園では以下のような取り組みを行っています:
保護者の皆さまにも、体調の変化や持ち物の準備など、ご協力いただきながら、安全で楽しいプール活動を進めて行ければいいと思います
プール遊びは、夏ならではの特別な体験です。水とふれあいながら、子どもたちは笑顔を交わし、心を通わせ、少しずつ成長していきます。これからも、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、季節の保育を楽しめるといいですね!